Bちゃんはなにを服用してるか教えてくれる?
ピルは、国内外問わず世界中の女性が【避妊薬】として服用している薬になります。
その効果は避妊だけではなく、生理痛の改善・緩和、生理不順の改善、子宮内膜症の改善など女性ならではの体の悩みも改善してくれる薬として愛用されています。
また、夜の職業・風俗やAV女優などの性をお仕事にする女性たちにも、必須のアイテムとなりつつあるのです。
ただ、ピルには様々な種類や違いそして副作用などがあり、よく分からず服用を悩んでいる女性もいますよね。
そこで今回の記事では、
- ピルの成分は?
- ピルはなぜ避妊できるの?
- ピルの副作用
- ピルの種類と違い
- ピルの商品の違い
- 風俗嬢はピルを服用した方がいい?
目次
ピルの成分は?どうして避妊できるの?
ピルを正しく服用した際の避妊率は、98%の避妊効果を発揮するといわれています。
では、どうしてそこまで高い水準で避妊ができるのか、その仕組みが気になりますよね。
女性には子宮の両側に「卵巣」と呼ばれる生殖器が備わっています。
卵巣からは【エストロゲン】と【プロゲステロン】と呼ばれる、2種類の女性ホルモンが分泌されています。この2つのホルモンが活動することによって、生理や妊娠が起こる体にしているのです。
ピルにはこの2つの女性ホルモンが主成分として含まれていて、ピルを飲むことによりホルモン量・濃度が高まります。
すると体は「排卵(生理)が始まっている」と勘違いをして、卵巣の活動をストップ。
活動がストップすることで生理が起こらず、精子が入ってきても受精することができなくなるのです。
また、子宮内膜と呼ばれる精子を受入れる膜が受け入れの体勢ではないため、精子を拒む状態になり妊娠を避けることができるんですね。
専門的な説明になってしまいましたが、ピルは女性が分泌する2種類のホルモンで作られている安全なお薬なのです。
ピルの副作用
ピルに限らず薬には必ず「副作用」がありますよね。
では、ピルの副作用はどのようなものかというと…..
- 頭痛
- 偏頭痛
- 下痢
- 吐き気
- むかつき
- 乳房のはり
- むくみ
- 血栓症
ピルにも色々な副作用が挙げられています。
ピルの副作用は、女性の体質により起こる・起こらないがあり、服用すれば確実という訳ではありません。
また、ピルの副作用は「マイナートラブル」とも呼ばれ、体がピルに慣れていない為に起こる症状とされているんですね。通常、副作用が出て1~3ヶ月で治まることがほとんどです。
他にもピルを飲むと太ると言われていますが、ピルによるむくみでこちらも1~3ヶ月で体重は減少し元に戻ります。
そして中でも「血栓症※血管の中で血が固まり、血液の流れを止めてしまう症状」がピルの副作用で1番怖いものになります。
血栓症はピル服用3ヶ月以内に表われ、手足のしびれ・呼吸困難・胸の痛み・ろれつが回らなくなるなどの障害を引き起こします。
しかし、ピルを服用して起こる血栓症のリスクは、年間1万人に3~9人と言われているので、発症するリスクはかなり少ないです。
ピルを服用できない場合もある
女性であれば誰でもピルは服用できると思われていますが、実はある特徴を持った女性はピルを服用できないと言われています。
その特徴が下記の項目です。
- 喫煙(35歳以上で1日15本以上)
- 乳がん・子宮がんの疑い
- 妊婦(可能性のある方を含む)
- 授乳婦
- 高度の肥満体型
- 脳血管・心血管系の異常
- 高血圧・血栓症・心筋梗塞の既往、その疑い
- 血栓性静脈炎、肝塞栓の既住
- 糖尿病・高脂血症
- 肝機能障害
- 最近手術をした、または手術予定がある
- 50歳以上の方
ピルの違い
ピルには、主に3つの種類があります。
- 超低用量ピル
- 低用量ピル
- アフターピル
そしてその種類に合わせて、薬の種類も豊富です。
①超低用量ピル
ピルの主成分は【エストロゲン】【プロゲステロン】の2つのホルモンで作られているとご紹介しました。
ピルの違いは、その「エストロゲン」のホルモン量で異なります。
超低用量ピルは、エストロゲンが20マイクログラム程の少量のホルモンで作られています。
これからご紹介していく他のピルよりも遙かにホルモンの量が少なく作られているため、「超低用量」と名付けられているんですね。
では、この超低用量はどのような特徴があるのかというと….
月経困難症(げっけいこんなんしょう)と呼ばれる症状の治療薬として使用されています。
女性は生理の1~3日目、腹痛や腰痛・頭痛などの痛みに悩まされますよね。
月経困難症とは、この痛みに加え嘔吐などの症状が生理期間中続いてしまう症状のことをいいます。
つまり生理痛がひどかったり、生理痛が長引く女性は月経困難症の可能性が高いと言われているのです。
そのため、【避妊目的】には適していないピルとも言われています。
②低用量ピル
一般的に服用されているのが、低用量ピルになります。
低用量ピルは、エストロゲンが30~40マイクログラムの量で、超低用量ピルのホルモン量を少し増やした薬になります。低用量ピルの特徴は…
- 避妊
- 生理不順の改善
- 肌やにきびの改善
- 子宮内膜症の改善
- 生理痛の緩和
- 生理時のイライラ(PMS)の緩和
- 卵巣がん・子宮体がん発症の低下
女性ならではの体の悩みに効果を発揮する薬になります。
超低用量ピルは特に月経困難症=生理痛に特化したものでしたが、低用量ピルは以上の症状それぞれに効果を示してくれます。
低用量ピルは、病気の治療目的の薬ではないため、保険適用外の自己負担になります。
③アフターピル
中用量ピル=正式名称モーニングアフターピルとは、避妊をせずにエッチしてしまった際に飲む「緊急避妊薬」のことをいいます。
アフターピルは、超低用量ピル・低用量ピルに比べホルモン量が多く含まれていて、
- 性行為の後24時間以内に服用で95%
- 性行為の後48時間以内に服用で85%
- 性行為の後72時間以内に服用で58%
※服用時間によっての避妊率%はサイトによってもまちまちですし、諸説ありますができるだけ早く飲んだ方が効果が高いということは確かです。
通常のピルに比べ、避妊率が落ちてしまうのは怖い所ですよね。
精子が子宮内に入り、受精し妊娠へと繋がるまでに約7日間掛るといわれています。
その前にアフターピルを服用することにより、妊娠への準備を食い止めて、妊娠をさせない効果があるのです。
しかし、通常のピルに比べ副作用が強く嘔吐してしまったり、服用する時間が遅くなってしまうと妊娠率は上がってしまいます。
また、アルコールや炭酸飲料・グレープフルーツジュースなどの飲み物は、アフターピルの効果を軽減させてしまうので要注意。
ピルの薬の種類
ここまで超低用量ピル・低用量ピル・アフターピル、それぞれの特徴についてご説明してきました。
続いては、それぞれの薬の種類についてご紹介していきましょう。
なぜ薬の種類も色々あるのかというと、主成分の【エストロゲン】【プロゲステロン】の他に含まれているホルモンの種類別と、開発された順によって薬が分けられているためです。
ピルには、主成分ホルモンの他に、4つのホルモンと開発された期間があります。それを分けるために、第○世代と呼ばれ仕分けされています。
数字が新しくなるごとに薬も新しくなっていきます。
- 第1世代(ノルエチステロン)
- 第2世代(レボノルゲストレル)
- 第3世代(デソゲストレル)
- 第4世代(ドロスピレノン)
他にもピルには、○相性(そうさいせい)と呼ばれる作りがあり…
- 一相性….一相性は、ホルモンの配合量が一定のもの。
- 二相性….二相性は、ピルのホルモン量が途中から2段階に変化するもの。ピルを服用していない時の自然なホルモンの動きと同じ働きをする。
- 三相性….三相性は、ホルモン量が3段階に変化するもの。二相性よりさらに自然なホルモン状態に保つ。
ピルのシートを見ると、薬が全て同じ色をしているものもあれば、途中から色が変わっているものもあります。これがそれぞれの相性により、異なっているんです。
複雑過ぎて分かりにくいですよね💦
病院によって取り扱っている種類は異なりますが、女性に合わせたピルを服用してくれますので安心してください。
ただ、服用してみて体に合わなかったということもありますので、その際は医師に相談して別のピルに変えてもらうことも可能です。
①超低用量ピルの種類
- ルナベルULD=第1世代/1相性
- フリウェルULD=第1世代/1相性
- ジェミーナ=第2世代/2相性
- ヤーズ配合錠=第4世代/1相性
- ヤーズフレックス=第4世代/1相性
冒頭で少し触れた通り、超低用量ピルは生理痛・月経困難症の治療薬を目的として開発されています。
そのため通常のピルより副作用が軽い分、避妊効果のあるホルモンが少量に抑えられていることもあり、避妊目的として使用するピルとしてはすすめられていません。
ピルを服用する目的は避妊で、生理痛も軽くしたいという方は低用量ピルを。
生理痛の酷さを直したい方が、超低用量ピルを医師の診断で薬を選んでもらい、服用できます。
②低用量ピルの種類
- シンフェーズ=第1世代/3相性
- ファボワール=第2世代/1相性
- トリキュラー=第2世代/3相性
- ラベルフィーユ=第2世代/3相性
- アンジュ=第2世代/3相性
- マーベロン=第3世代/1相性
低用量ピルにも多くの種類があります。
低用量は避妊効果+種類ごとによりその他の効果が少し異なるので、ピルを貰う初診で医師が女性に合ったピルを判断してくれます。
保険適用外になりますので、初診以降ピルを服用して欲しいときは、医師の診察が必要なく受付でもらえることがほとんどになります。
ただ処方されたピルを変えたい場合は、再度診察が必要になりますので予約が必要です。
③アフターピルの種類
- プラノバール
- ノルレボ
- レボノルゲストレル
アフターピルは、主に3種類の薬が取り扱われています。
飲み方・成分・金額がそれぞれ異なりますが、どれも緊急避妊薬として処方されているものになります。
クリニックによって取り扱っているアフターピルの種類も異なります。
ピルの料金
ピルの料金は、薬の種類・クリニックによって異なりますので、大体の相場をお伝えしていきます。
- 超低用量ピル….1,500~2,500円税抜き(保険適用)
- 低用量ピル….2,000~3,000円税抜き(保険適用外/自己負担)
- アフターピル..8,000~20,000円税抜き(保険適用外/自己負担)
表示の価格が前後することもありますが、クリニックの相場はこのようになっています。
ここで注意して欲しいことが、現在、ピルが一般的な通販で安価で手に入るようになってきました。
クリニックだと医師の診断や金額もさることながら、病院まで出向くことを面倒と思う方も増えてきたことで、気軽に買えて安い通販を利用する女性も増えてきているのです。
しかし、通販で販売されている大体の商品が「個人輸入」で販売されていて、その際に、医療品を違法に輸入していないかどうかの「薬監証明」というものが必要になります。
ですがこのような証明をしっかり取って販売しているのは、10%にも満たないと言われているほど。
また、そういった通販のピルは「偽造品」が紛れていることが多いのも特徴です。
偽物のピルなので当然避妊効果はありません。反対に偽造ピルを服用して体調を悪くしてしまった実例も挙げられているのです。
正規品を扱うクリニックの値段を見てわかるように、これ以上の安い値段で販売されているものは、偽物か出所が怪しいピルということになるんですね。
クリニックに行くのが面倒と思う方もいるかもしれませんが、ピルを処方してもらう際は最初に必ず医師の診断が不可欠です。
そして自分の体に合ったピルを服用することで、効果を発揮し安全に使用ができるのです。
風俗嬢はピルを服用した方がいい?
この他にもピルの副作用に不安を感じている方や、理由はないけど服用する気になれない、という風俗嬢は沢山います。
しかし、精子が膣に入っていないと思って安心してはいけません。
なぜなら、ペニスから出るガマン汁(カウパー腺液)の中には微量ながら精子が含まれている場合があるからです。
ガマン汁が出ている状態で、膣に擦り付けたり、膣付近に付いてしまうとそれだけでも妊娠率を上げてしまうのです。
とあるサイトによると、膣外射精で妊娠してしまったカップルは1年で100組中・20組もいるそうです。
ゴムをしているから安心、膣に射精しなければ大丈夫という考えでは、危険ということが分かりますよね。
この他にも、風俗嬢が妊娠してしまうリスクはいくつかあります。詳細は下記の記事から↓
風俗では、女性を気遣う優しいお客さんばかりではありません。
その場が気持ち良ければそれでいいという考えを持った男性が沢山います。そのため、本番が禁止されている業種でも本番を求める客が後を絶たないのです。
まだ服用していない女性は、風俗で少しでも安全・安心してお仕事ができるようにピルを服用することをおすすめします。
オススメのオンライン診察
病院で処方してもらわないといけない、と分かっていても「行くのが大変」「ピルが無くなる度に貰いに行くのが面倒」という方もいますよね。
ただご紹介したように、一般的な通販は利用できないし、危険性が高い….。
そんな女性には、オンラインで医師の診察を受け処方してもらえる【Pills U】がオススメです。
Pill Uは、国内で開業・病院に所属している医師が、オンライン上で診察をして、女性にあったピルを処方してくれるサイトです。
まとめ
以上が【ピルの種類と違いを解説!風俗嬢なら知っておきたいピルの知識】についてでした。
ピルを飲むことによって、「パートナーや家族に仕事を怪しまれるのでは?」と心配になる女性もいますが、安心してください。
ご紹介してきたように、ピルは避妊以外にも、生理不順・生理痛の緩和・ニキビの改善など他の目的で使用されることも多くあります。
突然ピルを始めたことでなにか聞かれても、以上のような理由を説明すれば問題ありません。
また、将来妊娠を望む場合、ピル服用をやめて1~3ヶ月で妊娠できる体に戻るので安心です。
風俗業をする女性は、体の安全面を考えてピル服用を検討してみてください♪